オーストラリアのホッケー

19世紀後半イギリス海軍によってオーストラリアに紹介されたホッケーは20世紀初頭には各州の協会が発足し、1925年にはオーストラリア・ホッケー協会が誕生し、FIH(国際ホッケー連盟)にも加盟しました。
全てのスポーツのエリート選手養成機関であるAIS(Australian Institute of Sports)は首都のキャンベラにありますが、ホッケーの場合1984年にパースを本拠地に男女別のプログラムを開始し、オリンピックやワールドカップ優勝等、国際大会での数々の素晴らしい成果をあげています。
エリートレベルでの世界的な成功の影には、全てのレベル・年代・性別の参加者をまとめるオーストラリア・ホッケー協会のもと、各州の協会、地域のクラブ、学校等が組織的な運営で一貫したプログラムを実行している為、5歳から80代にも及ぶ幅広い年齢層での参加者約20万人がホッケーを楽しんでいます。
オーストラリア代表の主な国際大会の戦績
Kookaburras(男子代表)
- 1956年 メルボルン・オリンピック5位
- 1960年 ローマオリンピック6位
- 1964年 東京オリンピック3位
- 1968年 メキシコオリンピック2位
- 1971年 ワールドカップ(バルセロナ)8位
- 1972年 ミュンヘン・オリンピック5位
- 1975年 ワールドカップ(クアラルンプール)5位
- 1976年 モントリオール・オリンピック2位
- 1978年 ワールドカップ(ブエノスアイレス)3位
- 1978年 チャンピオンズ・トロフィー(ラホール)2位
- 1980年 チャンピオンズ・トロフィー(カラチ)3位
- 1981年 チャンピオンズ・トロフィー(カラチ)2位
- 1982年 ワールドカップ(ボンベイ)3位
- 1982年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルダム)2位
- 1983年 チャンピオンズ・トロフィー(カラチ)優勝
- 1984年 ロサンゼルス・オリンピック4位
- 1984年 チャンピオンズ・トロフィー(カラチ)優勝
- 1985年 チャンピオンズ・トロフィー(パース)優勝
- 1986年 ワールドカップ(ロンドン)優勝
- 1986年 チャンピオンズ・トロフィー(カラチ)2位
- 1987年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルダム)3位
- 1988年 ソウル・オリンピック4位
- 1988年 チャンピオンズ・トロフィー(ラホール)3位
- 1989年 チャンピオンズ・トロフィー(ベルリン)優勝
- 1990年 ワールドカップ(ラホール)3位
- 1990年 チャンピオンズ・トロフィー(メルボルン)優勝
- 1991年 チャンピオンズ・トロフィー(ベルリン)4位
- 1992年 バルセロナ・オリンピック2位
- 1992年 チャンピオンズ・トロフィー(カラチ)2位
- 1993年 チャンピオンズ・トロフィー(クアラルンプール)優勝
- 1994年 ワールドカップ(シドニー)3位
- 1994年 チャンピオンズ・トロフィー(ラホール)4位
- 1995年 チャンピオンズ・トロフィー(ベルリン)2位
- 1996年 アトランタ・オリンピック3位
- 1996年 チャンピオンズ・トロフィー(マドラス)6位
- 1997年 チャンピオンズ・トロフィー(アデレード)2位
- 1998年 ワールドカップ(ユトレヒト)4位
- 1998年 英連邦競技大会(クアラルンプール)優勝
- 1998年 チャンピオンズ・トロフィー(ラホール)3位
- 1999年 チャンピオンズ・トロフィー(ブリスベン)優勝
- 2000年 シドニー・オリンピック3位
- 2000年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルベーン)5位
- 2001年 チャンピオンズ・トロフィー(ロッテルダム)2位
- 2002年 ワールドカップ(クアラルンプール)2位
- 2002年 英連邦競技大会(マンチェスター)優勝
- 2002年 チャンピオンズ・トロフィー(ケルン)5位
- 2003年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルベーン)2位
- 2004年 アテネ・オリンピック優勝
- 2005年 チャンピオンズ・トロフィー(チェンナイ)優勝
- 2006年 英連邦競技大会(メルボルン)優勝
- 2006年 チャンピオンズ・トロフィー(テレッサ)4位
Hockeyroos(女子代表)
- 1981年 ワールドカップ(ブエノスアイレス)4位
- 1983年 ワールドカップ(クアラルンプール)3位
- 1984年 ロサンゼルス・オリンピック4位
- 1986年 ワールドカップ(アムステルダム)6位
- 1987年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルダム)2位
- 1988年 ソウル・オリンピック優勝
- 1989年 チャンピオンズ・トロフィー(フランクフルト)2位
- 1990年 ワールドカップ(シドニー)2位
- 1991年 チャンピオンズ・トロフィー(ベルリン)優勝
- 1992年 バルセロナ・オリンピック5位
- 1993年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルダム)優勝
- 1994年 ワールドカップ(ダブリン)優勝
- 1995年 チャンピオンズ・トロフィー(マーデルプラタ)優勝
- 1996年 アトランタ・オリンピック優勝
- 1997年 チャンピオンズ・トロフィー(ベルリン)優勝
- 1998年 ワールドカップ(ユトレヒト)優勝
- 1998年 英連邦競技大会(クアラルンプール)優勝
- 1999年 チャンピオンズ・トロフィー(ブリスベン)優勝
- 2000年 シドニー・オリンピック優勝
- 2000年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルベーン)3位
- 2001年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルベーン)3位
- 2002年 ワールドカップ(パース)4位
- 2002年 英連邦競技大会(マンチェスター)3位
- 2002年 チャンピオンズ・トロフィー(マカオ)4位
- 2003年 チャンピオンズ・トロフィー(シドニー)優勝
- 2004年 アテネ・オリンピック5位
- 2004年 チャンピオンズ・トロフィー(ロザリオ)4位
- 2005年 チャンピオンズ・トロフィー(キャンベラ)2位
- 2006年 英連邦競技大会(メルボルン)優勝
- 2006年 チャンピオンズ・トロフィー(アムステルベーン)5位
国内リーグAHL
世界最強の国内リーグは1991年に男子のNBL(National Hockey League)と女子のWNBL(Women's National Hockey League)がそれぞれスタートしましたが、2002年にAHL(Australian Hockey League)と名称を変え、シーズンも2〜4月に変更しました。
男子
- Adelaide Hotshots
- Canberra Labor Club Lakers
- Northpharm Territory Stingers
- SmokeFree WA Thundersticks
- Azuma Vikings
- NSW Waratahs
- MIA Tassie Tigers
- Queensland Blades
女子
- Adelaide Suns
- Canberra Labor Club Strikers
- NSW Arrows
- Queensland Scorchers
- Wrest Point Van Demons
- Paspaley Territory Pearls
- Azuma Vipers
- SmokeFree WA Diamonds
西オーストラリア州のホッケー
西オーストラリア州は伝統的にとてもホッケーが盛んで強く、1928〜1992年の間国内選手権で男子は61回中29回の優勝、女子は1921〜1991年の間43回の優勝を誇っています。
1979年、当時南半球で初めてのホッケー専用スタジアム(人工芝)がパースに建設され、1984年にはAIS(Australian Institute of Sports)のホッケーエリート教育がパースを本拠地として始まりました。
新たに始まった国内リーグに西オーストラリア州からのチームとして男子は1992年から参戦しこれまで11シーズン中6回の優勝と1回の準優勝、女子は1993年から13シーズン中3回の優勝と2回の準優勝を記録しています。
オーストラリア・ホッケー協会のもと、各州の協会がそれぞれの地域での活動の中心となっています。 WAの場合も西オーストラリア・ホッケー協会が年齢、性別、レベル別に分かれた各リーグ戦を運営し、選手は各地域のクラブに登録します。
オーストラリアのホッケーの中心である協会とクラブは地域のコミュニティーベースなので、ほぼ同じ地域に住む人達の家族ぐるみでの参加がそれぞれの協会を支えています。
公式シーズンは4月から9月までですが、最高レベルの州プレミア・リーグのプレシーズン・トレーニングは通常1月から始まります。
一般的に平日の夕方の練習と週末にホーム&アウェイのリーグ戦があり、練習や試合後にはクラブハウスのバーで選手やクラブ関係者との交流が楽しめます。
またシーズンを通してクラブ独自のイベントに参加することで更に交流の機会が増え、クラブにとっても小額の参加費や寄付金を募り経営に役立てています。
AHL(国内リーグ)に所属するThundersticksとDiamondsを除いて、西オーストラリア州の地方を除くパース周辺のリーグとレベルは以下のように分かれています。
シニア
- 男子プレミア・1部リーグ(12チーム)
- 男子プレミア・2部リーグ(12チーム)
- 男子プレミア・アライアンス・リーグ(12チーム)
- 男子プロモーション1部リーグ(11チーム)
- 男子プロモーション2部リーグ(9チーム)
- 男子プロビジョナル1部リーグ(9チーム)
- 男子プロビジョナル2部ブラック・リーグ(9チーム)
- 男子プロビジョナル2部ゴールド・リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン1部リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン2部ブラック・リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン2部ゴールド・リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン3部ブラック・リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン3部ホワイト・リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン3部ゴールド・リーグ(9チーム)
- 男子メトロポリタン4部リーグ(9チーム)
- 女子プレミア・1部リーグ(9チーム)
- 女子プレミア・2部リーグ(8チーム)
- 女子プレミア・アライアンス・リーグ(9チーム)
- 女子プロモーション1部リーグ(9チーム)
- 女子プロモーション2部リーグ(9チーム)
- 女子プロビジョナル1部リーグ(9チーム)
- 女子プロビジョナル2部ブラック・リーグ(9チーム)
- 女子プロビジョナル2部ゴールド・リーグ(9チーム)
- 女子プロビジョナル3部リーグ(9チーム)
- 女子メトロポリタン1部リーグ(9チーム)
- 女子メトロポリタン2部ブラック・リーグ(9チーム)
- 女子メトロポリタン2部ゴールド・リーグ(9チーム)
インドア
- 男子プレミア・インドア・リーグ(10〜12月)
- 女子プレミア・インドア・リーグ(10〜12月)
ジュニア
- 男子Under17A・リーグ
- 男子Under17B・リーグ
- 男子Under17C・リーグ
- 男子Under15A・リーグ
- 男子Under15B・リーグ
- 男子Under15C・リーグ
- 男子Under13A・リーグ
- 男子Under13B・リーグ
- 男子Under11A・リーグ
- 男子Under11B・リーグ
- 女子Under17A・リーグ
- 女子Under17B・リーグ
- 女子Under15A・リーグ
- 女子Under15B・リーグ
- 女子Under15C・リーグ
- 女子Under13A・リーグ
- 女子Under13B・リーグ
- 女子Under13C・リーグ
- 女子Under11A・リーグ
- 女子Under11B・リーグ
ベテラン
- 男子ベッツ40・1部リーグ
- 男子ベッツ40・2部リーグ
- 男子ベッツ40・3部リーグ
- 男子ベッツ40・4部リーグ
- 男子ベッツ50・1部リーグ
- 男子ベッツ50・2部リーグ
- 男子ベッツ55リーグ
- 男子ベッツ60リーグ
- 女子ベッツ・1部リーグ
- 女子ベッツ・2部リーグ
- 女子ベッツ・3部リーグ
- ベテラン月曜リーグ(11〜4月、10チーム)
- ベテラン火曜リーグ(11〜3月、8チーム)
その他の大会
- 月曜・男子7's・リーグ(1〜3月)
- 月曜・女子7's・リーグ(1〜3月)
- 火曜・男女ミックス7's・リーグ(1〜3月)
- 水曜・男女ミックス・リーグ(1〜3月)
- 金曜・男女ミックス・リーグ(1〜3月)
- プレ・クリスマス男子ベッツ・7's・1部リーグ(10〜12月)
- プレ・クリスマス男子ベッツ・7's・2部リーグ(10〜12月)
- プレ・クリスマス女子ベッツ・リーグ(10〜12月)
- ポスト・クリスマス男子ベッツ・7's・1部リーグ(1〜3月)
- ポスト・クリスマス男子ベッツ・7's・2部リーグ(1〜3月)
- ポスト・クリスマス女子ベッツ・7's・リーグ(1〜3月)
上記のリーグ以外に地域にある室内スポーツ施設が主催するるインドアのリーグ戦が年齢とレベル別にクリスマスを除きほぼ1年中行われています。 通常チームのメンバーとしてチーム毎に登録しますが、状況によっては個人で登録しメンバーを必要とするチームからの連絡を待って参加することも可能です。 これらのリーグ戦は主に平日の夕方から夜にかけて行われています。


