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パース体験談

スポーツ留学・研修:ウインドサーフィン

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「できるかどうか?を考えて行動するよりも、やろうとする行動力が大切」 

Akio様

週刊誌のカメラマンをしている自分は年に数回1週間強の連休がある。今回の連休をどう過ごそうかと考えていたところ、4ヶ月前から始めたウインドサーフィンを常に風が吹いている良い条件のところで精一杯やってみたい!というのが旅の始まりだった。どこにするか?やはりオーストラリア! もともとウインドサーフィンを始めたのも将来、オーストラリアに移住した時に、現地でできる何かをしたい!と思ったのがきっかけだった。10数年前にワーキングホリデーでオーストラリアに行ってから、現地の人のおおらかな人間性や大自然を気に入り、いつかは住みたいと思っている。 思い立ったら即決、即行動!早速ネットで検索!ウインドサーフィン・・・オーストラリア・・・一番トップに載っていたのがサンセットドリームス。早速メールで問い合わせると、すぐプランの例が届いた。せっかく遠くまでいくのだから、波のある海で一日中乗れる場所、かつオマケでピナクルズを4WDで駆け抜けるツアーにも行きたいことを告げて、プランをアレンジしてもらった。

到着初日にそのままピナクルズへ行った後に近郊のランセリンという小さな町へ。余談になるが、数年前にランセリンの砂漠をバイクで横切り、砂丘の途中でキャンプを張り、その時にUFOらしきものを見た(笑)不思議な場所でもある。久々に見るオーストラリアの景色、すべてが雄大で美しい。何度見てもこの景色には感動。いつか自分も日本を離れてここで生活できればと思いつつ4WDバスは走る。昼食後タイヤの空気圧を低くした後、最初は普通の砂利道へ。やがて岩の突き出した道へ。ドライバーテクニックを駆使して抜けたあとランセリンの砂丘へ。一面真っ白な砂丘が目の前に広がる。キターッ!と思っている矢先に砂丘のトップへ。20人乗りのバスはそこで一旦停止。目の前を見ると90度近い砂の崖!?高さは50メートル程もある。ま!まさか?と思ったのも、つかの間。その砂の崖を巨体なバスですべり降りた。乗客の「わーっ!」と騒ぐのをよそにバスは再び砂丘のトップへ。3周目でやっと、トップに停止。その後はサンドボードを楽しんだ。でも、あんな絶壁?をあんな巨体で。やることもオージースケール。死ぬかと思った。(笑)

その後、自分は一人ロッジに降ろしてもらい、庭作業をしていた女性が「Akioでしょ?」と笑顔で声をかけてきた。このロッジのオーナー、トリッシュ。キッチンには数人のオージーらしき人々が。一人一人名前を紹介してもらったのだが、聞きなれない横文字の名前をこの時は覚えることができず、自室へ案内された。初日は自分1人。2日目にはドイツ人のトーマスが、3日目にはフランス人のティボーンが相部屋に。3人ともウインドサーファーで英語が母国語でない為お互い興味しんしん。日時が過ぎるごとに他の人達とも仲良くなり、最後の方の夕食は毎日みんなで手作りピザを焼いたり、シェアしてBBQしたり。 初日には覚えることができなかったトム、ベッキー、ヘレン、ジェーンの名前も覚えた。 そんなある日、オーストラリアのテレビクルーがロッジに。どうやらランセリンに来ているウインドサーファーの取材らしい。リビングでくつろいでいたところ、まずはウインドサーフィン中に足をケガしたトムのインタビュー。その後テレビのディレクターが僕に「英語は話せるか?」と「少しだけ」 と答えると、「このあとビーチでインタビューさせてほしい」とのこと。元来、出たがりの自分は、英語力に不安を持ちつつも、なるようになれ精神で快諾(笑)。が結局来豪6日間でここぞとばかり、毎日朝から晩までウインドサーフィンに明け暮れていた自分は、足首が極度の筋肉痛(しかもアキレス腱に近いところで歩くのも困難な状況)+日焼けでほとんど顔が火傷。それでもテレビに出たくて夕方にはビーチに行ったのだが、テレビクルーは引き上げた後だった。残念!と思い、この日もBBQの晩御飯を食べていると、実はテレビクルーも同じ宿に泊まっていて、再びインタビュー依頼。(やった!)ほとんど酔っ払いで手に持ったワインをこぼしながらも、無事インタビュー終了。オーストラリアのテレビに出演を成し遂げたのである。(笑)

話もどって、ランセリンについた翌日からウィンドサーフィンの特訓は始まった。ビーチの芝生に寝転んで待っていると、数十組の道具を装備したトレーラーとともに現れたのはチョビ髭でガタイのいいオッツアン。それがインストラクター兼レンタル屋さんのワーナー。お互い挨拶をして早速特訓を始める。最初は僕の技術を確認したいということで、とりあえず小さめのボードと少し小さいセイルでチャレンジ・・・が・・・ 海は自分がかつて日本で体験したことがない程の強風。うまくコントロールできず少しずつセイルを小さくしてボードを大きいものに取り替えてもらった。最終的に乗れたのは、初心者用のでかいボードと一番小さなセイル。それでもプレーニング(海の上を浮くように、かなりのスピードで走る現象)状態。そんな強風でも現地の人は小さいボードに大きなセイルで乗りこなしている・・・自分の軟弱さに気づいた瞬間だった・・・翌日は少し風が収まり、でかいセイルとやや小さめのボード(自分が日本で使っているのと同じものがあった。苦笑)でなんとか乗りこなした。その翌日にはビーチスタートを習得。更にその翌日からはウォータースタートの練習を続けた・・・そうこうしているうちに最終日に。その日は結局筋肉痛で苦戦の上、途中から突風と大雨で寒くなり一時間程で練習を あきらめた。最終日なのでなるべく長く乗っていたかったのだが仕方がない。持参のビデオカメラを自分たちの方に向けて(一人ウルルン滞在記状態)ワーナーに別れの挨拶を。別れた後、筋肉痛の足をひきずりながらロッジに向かう僕の背後からワーナーの車が ・・・ロッジまで送ってくれることに。涙もろい自分だがなんとか耐えた。 日本に帰っても、ウォータースタートの練習を続けることを告げて、最後にワーナーの店のネームが入ったTシャツを記念にもらった。

この、Tシャツは大切な記念。日本に持ち帰っても使うことはないだろう。 その日の夕方、ロッジを去る時に仲良くなったシェアメイト達と軽く挨拶をかわした。みんないろいろな国から来ている旅人。本当は連絡先を聞こうかとも思ったのだが、もう会えることはないだろう・・・とか考えていると、寂しくなりあえて聞かなかった。今思えば、聞いておくべきだったかなぁ・・と少し後悔・・・。

空港に着いてX線検査の時にポケットの中をさぐるとロッジの部屋の鍵が・・・(やってしまった・・・)ロッジに早速電話。お詫びの言葉を告げると、「気にしないでいいよ。それよりも一週間ロッジに泊まってくれてありがとう。」の言葉。日本で同じ言葉を聞いても素直に受け取れない自分なのだが、オーストラリアではいろいろな言葉を素直に受け取れる。今回は同じ場所にずっといたのだが沢山の人達と話し、いろいろな経験をした。 その中で学んだことは言葉が多少わからなくても、自分から話す意思を持つこと。そうすればみんなも話しかけてくれるようになる。朝の「Good morning! How are you?」自分からそう話しかけてみよう。そうすればみんな気軽に話し返してくれる。わからなくても輪に入ること。オーストラリアはもともと移民の国。日本人以外にも母国語が英語でない人間がたくさん来ている。実際、同部屋のフランス人は片言の英語で現地の女の子と仲良くなっていたし。できるかどうか?を考えて行動するよりも、やろうとする行動力が大切だと思った。

オーストラリア東部はどこに行っても日本人が必ずいるのだが西オーストラリアは比較的日本人も少なく、実際、今回は何日間か日本語を使うことはなかったし。東海岸に比べて、少しだけ遠いのだがいろいろな意味で西オーストラリアはオススメの場所だ。できればまた近いうちに、西オーストラリアに行ってみようと思っている。